たまごのちから

2024.1.19

kinoie

こんにちは、上越店西山です
来月完成となるkinoie東寺町の家もいよいよ内装の工程へと入ってまいりました。

ところで、皆さんはマヨネーズは好きですか？お子様も大好きなマヨネーズを製造する過程で出る卵の殻が実は壁紙になっているんです。キノイエの壁紙はその「卵の殻」を主原料とした壁紙を使っています。

壁に貼られているのは「エッグウォール」という自然素材の壁紙で、その名前の通り卵の殻を表面に用いています。卵の殻は硬質で、卵の内部を保護する役目をしており、その成分は約94％が炭酸カルシウムでできています。

参照画像：日本エムテクス株式会社HPより

殻には「胚」(はい:ヒヨコになる部分）の呼吸に必要な小さな穴がたくさん空いていてその数は、卵1個に7,000～17,000個も。この微細な穴をそのまま壁材に応用したエッグウォールは生活臭などの臭いを吸収したり、余分な湿気を吸収する働きがあり、珪藻土の塗り壁と同様の機能があるとされています。機能だけでなく、左官職人が施工する塗壁のザラザラとした質感で仕上げた調湿ペーパーですから、光の反射具合が塗り壁に近いため、きれいな光のグラデーションを起こします。