スタッフリレー第29回 ~温熱環境~
シルバーウィークはどのように過ごしましたか?
こんにちは MATSU です。
今回は長くて小難しい話です。
近頃、チラシやテレビCMを見ていると、住宅業界は省エネ化が叫ばれるようになりました。
各社、あの手この手でプッシュしてきます。
ソーラーパネル、機械設備、省エネ家電……etc。
将来的には省エネが当たり前になって、どこの住宅ビルダーで建てても同じ性能になり、住宅はコモディティ化するでしょう。極端なことを言うと、デザインや間取りは流行り廃りがあるので、住宅という商品は既にコモディティ化しつつあります。
自分で話題を出しておきながら恐縮ですが、経済のお話は置いておいて、今回は温熱環境をテーマにしたいと思います。
基本的に、住宅の中で省エネに直結するのは温熱環境です。
暑い・寒い → エアコン、ストーブ
室内干し → 除湿機
過乾燥 → 加湿器
結露とカビ → 空気清浄機
家の温熱環境性能を上げるには、家に付随する機械をイイモノにすれば良いのです。
簡単ですね。
チョット待った!
自動車業界は燃費の良さでハイブリッド車を推進していますが、普及しつつあるものの、まだまだ高価です。
それは住宅業界でも同様です。
高いお金を払って購入した機械で、「省エネだ!」と言われてもあまりピンと来ませんし、説得力がありません。
いくら省エネでも、設備機器の数が多ければ電気代・燃料代だけでもバカになりません。
高価な機械で住環境をねじ伏せるのは対策の一つではありますが、解決にはなりません。
原因は根本から絶ちましょう。
原因解決の提案の一つが窓です。
窓というのは採光や景色、通風など大事な要素の一つですが、温熱環境にとっても大事なのです。
みなさんのおウチはアルミサッシでガラス1枚ではありませんか?
冬は結露でビチョビチョになって窓の近くの壁紙が剥がれてカビが生えていませんか?
アルミサッシの採用は終わりにしましょう!
高価な暖房で一生懸命に部屋を暖めても、熱を伝えやすいアルミサッシとガラス1枚では熱が窓からドンドン逃げていきます。
現在、国内のサッシメーカーが非常に頑張っています。
樹脂製サッシ・アルミ樹脂複合サッシ・トリプルガラス・ガス入り複層ガラス等、各社追い付け追い越せで商品を開発しています。
大手メーカー3社だと、
YKK APのAPWシリーズ
LIXIL(トステム)のエルスターX
三協アルミのスマージュ
などです。(クリックで各商品へジャンプ)
上記は一例ですが、各社の商品シリーズのデザインの好み、予算、コストパフォーマンスに合わせて選ぶと良いでしょう。
新築時の窓選択はもちろんのこと、窓のリフォームだけでも非常に効果があります。
これから寒くなっていく季節です。
温熱環境は住む人の健康にも直結します。
ちょっと考えてみてください!
ちなみにカネタ建設ではサーモカメラを使い、その場で温熱環境を見ることができます。(クリックで過去記事へ)
弊社ではFLIR E4というサーモカメラと、iPhone5/5s専用で使用するFLIR ONEを所有しています。
温熱環境を改善したいという興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
カネタ建設上越支店フリーダイヤル:0120-696-711
ちなみにiPhone6でも使えるLightningコネクタ対応の新型のFLIR ONEが発売されており、MATSUは個人的に買おうかと密かに狙っています。
こういう面白そうなガジェットが大好きです。
次のスタッフリレーは saka-E にバトンタッチです。
お楽しみに。
MATSU