手を入れることで育っていく唯一無比のわが家

~ オンリーワンの暮らしを訪ねて ~        


CASE*01 /  Iさん一家の住まい

Only One Life Style / CASE*01<scene.3>


≪DIYの楽しみが満ちる

  おおらかで自由な 

    アメリカンスタイルの家≫



ご主人と奥さんが家づくりに参加した部分はほかにもさまざまあります。

玄関ドアはインターネットで見つけ、神奈川まで軽トラックで引き取りに行ったもの。薪ストーブの炉台は、アンティークの耐火レンガを積んで手作りしました。照明器具やスイッチプレート、コンセントカバーなどはアメリカのウェブサイトから輸入。さらに、キッチンの収納棚は、カネタ建設の設計士に相談して自分で製作しました。ダイニングに据えた大テーブルも、カネタ建設が改装を手掛けた居酒屋から天板をもらい受け、切って丸太と組み合わせたのだそうです。「作ることが好き。以前、東京に住んでいた時は、イベントやテレビ番組のセット製作をしていました」とご主人。「でも東京にいたら、これほど自分でものを作る暮らしは考えなかったはず。この土地で、この家を建てたからこそできたことです」

このツール掛けも、金属を加工して作ったというすぐれもの

屋根の上にまわる風見は、よく見ると鳥ではなく犬のシルエット


キッチンの収納上部はご主人の手作り。使い勝手を考えて製作

住みはじめてからも、わが家を舞台にしたDIYは、なによりの休日の楽しみ。ガレージの外側は、野ざらしでいい風合いになった板を見つけて、山小屋を思わせるウッドシングル張り(うろこ状の下見板張り)に。また、ガレージ上の屋根裏は、板壁に出入り口を開けて収納室にしようと作業を進めているそうです。


ガレージ脇のファサードにはウッドシングルを貼って山小屋風に

建ててからもうすぐ10年。コンクリートの床はだんだんと黒さを増し、いつも歩く場所には動線に沿った跡もできてきました。屋内を存分に駈けまわった愛犬が亡くなったのは悲しい出来事でしたが、ここで生まれ育った子どもたちにとっても、この家全部が遊び場。外から土足で駈けこみ、床にごろんと寝転がったりもします。「せっかく自然いっぱいの土地にすんでいるんだから、それでいいなと思ってます。ジュースやお菓子をこぼしても掃除は簡単だし、合板の壁に落書きしたって平気。息子たちも本当にのびのび過ごしています」と笑う奥さん。いつかは英語教室を開く夢も、この家ならきっと実現できそうです。「住みながら自分たちで手をかけていくことで、いっそう、オンリーワンの家に育っていくんですね。これからどう変化していくか、自分たちでもワクワクしています」



壁につけた赤い工具入れもアメリカから個人輸入したもの

笑顔で見送ってくれた家族のうしろで、愛犬の姿と同じ形の風見が、屋根の上で楽しそうに揺れていました。

―手を入れることで育っていく唯一無比のわが家―


右からご主人、お子さん、カネタ建設猪又社長。

訪ねればDIY話に会話もはずむ。

ご夫婦の思いが気持ちいいくらい具現化された住まい。私にとっても憧れのライフスタイルです。土地探しからお手伝いできて本当によかった! (猪又)

・・・・・ 【 CASE*01 / Iさん一家の住まい 】  完結 ・・・・・

「家族」と「地元」と「生き方」

家族と地元を大切に思う気持ちとご主人の好きなものに正直な生き方に、感動しました。

『最高の地元ライフ。』

いつまでも、笑顔いっぱいのお家にしてください。

今回は、お伺いさせて頂き、ありがとうございました。

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【 次 回 】  

次回はAさんのお家にお伺いいたします。


Only One Life Style / scene.1


CASE*02 / Aさん一家の住まい


驚きの工夫盛りだくさん・・・!?

モダンな真っ白い空間。

このスタイリッシュな空間には、似合う小物たちがチラリとのぞく。



家族みんなが本に親しみ、キッチンに集う住まいとは・・・?


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次回もお楽しみに♪