木のぬくもりを生かしつつ自由度の高い住まいに
~ オンリーワンの暮らしを訪ねて ~
CASE*01 / Iさん一家の住まい
Only One Life Style / CASE*01<scene.2>
≪DIYの楽しみが満ちる
おおらかで自由な
アメリカンスタイルの家≫
住まいはどこを見ても開放的で居心地のいい空間です。ガレージ風のハードさと、木の持つやさしくあたたかな雰囲気とがしっくりなじみ、Iさん一家ののびやかな暮らしぶりをそのまま体現しているかのよう。
大きな梁が横切る吹き抜け。薪ストーブの暖気も家じゅうにまわる
屋内には地元糸魚川産のスギをふんだんに使い、幅50cmあまりもある梁が印象的です。薪ストーブを据えたリビングの吹き抜けを見上げれば、屋根裏の美しい木組みもいつも目に入ります。一方、壁は、木材チップを固めたOSB合板で軽快に。普通は下地材として使うものですが、これなら後から板を打ち付けてクロスを貼ったり塗り壁にもできる、という考えからです。
コンクリート床の下には蓄熱式スラブヒーターをいれてあるので、冬はを焚けば家じゅう半袖で過ごせるほど。間仕切りのない大空間は、窓を開ければ夏もエアコン要らずです。
2階に設けたロフトも、使い方にこだわらないフリースペース。今は3歳の長男と1歳の次男の絵本コーナーであり、奥さんが洗濯物を干す場所であり、窓辺のカウンターデスクはご主人のパソコンコーナーです。厚さ35mmある無垢材の床は、肌ざわりがやわらかく、1階のコンクリートとはまた違った気持ちよさ。ここには、この家で2室だけ設けた個室があります。ひとつは寝室。クローゼット代わりにしているもう1室は、やがては子ども部屋に改造する計画です。「ロフトの床は、そのまま1階の天井になっているんですよ。おかげで1階にいても、子どもたちの過ごす様子が、歩く音を通じてわかるんです」
OSB合板のハードな雰囲気に、取り付けたCDラックやアメリカンな雑貨が似合う
下から見上げればロフトにいる家族とも気軽に声を掛けあえるつくり
ロフト部分の床や柱は自分たちでミツロウを塗って仕上げたもの。ご主人のお母様も手伝って、皆で夜中まで作業したのも楽しい思い出です。
―木のぬくもりを生かしつつ自由度の高い住まいに―
・・・・・・・・・・・次回へ続く・・・・・・・・・・・・
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【 次 回 】
Only One Life Style / scene.3
暮らしを楽しむIさん。
わが家を舞台にした○○○は、なによりの休日の楽しみ・・・!!
子どもたちものびのびと過ごせる暮らし方。
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次回もお楽しみに♪