気密構造?高気密住宅?
こんにちは
近頃は朝晩手足が冷えて、布団が恋しいです
皆さん、体調管理には充分お気を付け下さいね!
さて、先週末に行わせて頂いた前沢パッシブハウス限定完成内覧会でも重要視された「気密」と「断熱」。
『でも、気密などの良し悪しって何の基準でわかるの・・・?』
と、疑問を持たれる方も居ると思います。
そこで本日は、「気密」の値を調べる「気密測定」をご紹介しようと思います!
まず、住宅でいう、「気密」とは室内と屋外の間で空気の出入りがないように隙間なく密閉することです。
これを、「気密構造」「高気密住宅」といいます。
では、なぜ「気密性が高い住宅」が良いのでしょうか?
それは、断熱性能が高くても気密性が低いスカスカなお家では、断熱性能を充分に発揮できず、消費エネルギーも多くなるうえ、壁内の結露にも繋がります。
よって、断熱性能を高めれば高めるほど、気密が重要となるのです。
そして、住宅に大切な「気密」の値を測定するのが「気密測定」です。
気密の値は、「C値」(シーち)相当隙間面積で表されます。
この数値の単位は[㎠/㎡]で、住宅全体にある隙間面積(㎠)を床面積合計(㎡)で割ったものです。
この場合、隙間は小さい方がいいので、数値が小さいほど気密性に優れている住宅ということになります。
ちなみに、大手ハウスメーカーなどの基準としては0.5~2.0㎠/㎡になっています。
先日、カネタ建設で施工させて頂いている住宅の「気密測定」を行いました。
写真の大きなメガホンのような見た目の「気密測定器」という機械を使って測定していきます。
気密測定器は一般的に、送風機・流量測定器・内外の測定器・内外の温度計などで構成されています。
機械の中にはファンが付いており、ファンから建物内の空気を外へ取り出し、内部の圧力を下げます。
内部の圧力を下げることにより、隙間が多い気密性の低い住宅では、外気が流入してくるため、流量を大きくしてもあまり差圧がありません。
逆に気密性の高い住宅では、少ない流量で差圧を上げることができます。
この圧力差と流量を測定することにより、C値を出します。
住宅全体の隙間の大きさでいうと「45㎠」でした。
名刺のサイズが9.1㎝×5.5㎝=50.05㎠なので、名刺1枚以下になります
気密測定の結果としては、とても良いです
これからのカネタ建設では、こういった測定なども重ねて、快適なお住まい「カネタ建設のオンリー〝1″の住まいづくり」を、皆さんにご提案してまいります。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
次回もぜひご覧ください