雨にも負けず 風にも負けず。
2017_02_17
カテゴリ:女性設計士の建築奮闘レポート!_No.07
タイトル:雨にも負けず 風にも負けず。
こんにちは、長崎です。
前回までの内容で建て方まで完了しました。
では、次は何をしていくのか??
今回はその工程をご紹介していきます。
建て方が終わったお家はまさに骨組みの状態。
このまま放っておくと雨風に晒され、人間同様、具合を悪くしてしまいます。
まずは、とにかく屋根・外周部分を塞がなくてはなりません!!
屋根には、瓦屋根や金属屋根など、材質や形状によって種類がたくさんあります。
皆さまの屋根はどんな屋根でしょうか??
お隣さまと見比べてみるのも面白いですよ♪
ただ、目に見えるのはいわゆる仕上げの部分だけ。
屋根にも実は目に見えないところで、ひっそりとお家を守っている子がいるんですよ♪
それがこの「屋根ルーフィング」と呼ばれる材料。
役目は屋根に於いての最重要課題。防水機能です。
ですが、ただ屋根ルーフィングを敷けば防水機能が発揮される・・・と、いう訳ではありません。
敷く順序や重ね巾など、色々な決まりがあります。
すべての決まりを守った状態で、初めて下地としての防水機能を発揮します。
しかし、屋根ルーフィング単体では十分な防水とは言えません。
あくまでも仕上げの瓦や金属などで屋根を葺くことで、
本来の屋根としての防水能力が発揮されるのです!
目には見えない部分ですが、きちんと守らないと雨漏りの原因になってしまいます。
せっかくのお家が雨漏りに・・・なんてことは嫌ですからね。
そしてこの屋根下地には、ルーフィング以外にも吸音材を敷いたり、遮熱材を敷いたりと、仕上材や用途に応じた様々な材料達が自分たちの役割を発揮してくれています!!
そんな目に見えない所でひっそりと活躍をしてくれる彼らを、少しでも知っていただけたら幸いです(笑)
防水機能を持っているのは何も屋根だけではありません。
外壁も同様です。
外壁で防水機能を発揮するのは、この「透湿防水シート」。
カネタ建設・カネタ建設・カネタ建設・・・
いっぱい書いてありますね。実にしつこいです。ただの宣伝です♪
工事期間中このシートが見える間の、期間限定の宣伝なのでどうかお許しを・・・(笑)
表面に書いてあるこの宣伝の文字、施工会社の宣伝だけではなく、このシートのメーカーさんの名前が入っているのが一番多い様な気がします。
いろいろ見比べてみるのもまた面白いですよ♪
話は戻りまして・・・このシート。
屋根ルーフィングと同様に、決められた施工をすることで、「壁の中に水が入らないようにする」という本来の力が発揮されるのです!
また、読んで字の如く・・・ 防水だけでなく、「透湿」という機能もあります。
これは、水は通さないけど湿気は通すよ!と、いうものです。
「水を通さないと言いながら、湿気が中に入ってるじゃないか!!」と、思うかもしれませんが、「透湿」と「防水」。 目的が違います。
室内の湿気は壁の中には入れない施工が本来は大切です。
ですが、仮に湿気が壁の中に入ってしまったら・・・
そのまま湿気は逃げ場をなくし、壁の中はカビだらけに・・・
そんな事態を防ぐ為に「透湿」機能の出番になります!!
湿気が壁の中に入ってしまっても、外へ逃がすことで壁の中でのカビや腐朽を防ぐことが出来るのです。
表面はきれいなのに壁の中身はカビだらけ・・・そんな事態は何としても避けたいものです。
そのため透湿防水シートも屋根ルーフィングも同様、
きちんと決まりを守って機能を発揮させてあげなければいけません!!
ちなみにこのシート、
実際触ってみると、こんな薄いシートで大丈夫?!と思うのですが、思いのほか丈夫です♪
手で千切ろうとしてもまったく歯が立ちません(笑)
この2つの工程の元、お家をすっぽり覆うことで雨風の心配はなくなり、雨にも風にも負けないお家になります♪ひとまず安心。
せっかくの夢のマイホームです。
カビや雨漏りから長くお家を守れるよう、しっかりとした施工でお引き渡しをしていきたいものですね。
今回はここまで。
次回からは、今回紹介した見えないところで頑張る材料たちに支えられ、雨風に対し、最前線で戦う仕上材たちをご紹介していきます。
まず来月は、屋根の仕上材からです!
長崎
『 頑張ろう糸魚川。負けるな糸魚川。 』
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