市道大排水路線道路改良工事「自由勾配側溝 検測作業」
こんにちは、土木部の神喰です。
カネタ建設には地域の土木工事を行っている土木部があります。
もっと皆さんに土木の仕事を知っていただきたいという思いで、土木部の日常や土木工事のお話をブログでご紹介していきます。
今回は「市道大排水路線道路改良工事」から、自由勾配側溝 というコンクリートの製品を敷設していく中での 検測作業 について紹介します。
作業のご紹介の前に自由勾配側溝についてです。
自由勾配側溝は設置する場所の勾配に関係なく水路の勾配を確保することができる側溝です。
図のように底の部分がない形になっています。
底にコンクリートを打設することで水路の勾配を調整出来ます。
検測作業として砕石を敷き転圧した後の基礎砕石の検測と基礎コンクリートを打設したあとの検測を紹介します。
検測は、設計で決められた幅と厚みが確保されていることを実測する作業です。
まずは、基礎砕石の写真です。
写真の黒板の、かっこ書きになっている数値が設計で、かっこ無しが実際に測った数値になっています。
今回だと厚みが100mmで幅が650mm実測である状態です。
基礎砕石の上に型枠を組みコンクリートの基礎を作ります。
コンクリートの基礎も写真のように検測します。
この時、厚みが分かるように正面ではなく少し横から撮るようにしています。
この上に自由勾配側溝を敷設していく流れになります。
今回は、作業の間にする検測について紹介しました。
見えている部分はいつでも測ることができるけど基礎など見えなくなってしまう部分は作業の進行とともに測り写真に残す必要があるので大事な作業の一つになります。
では、次回の土木ブログもお楽しみに。
神喰